子供の頃から実は、ヤンキーに憧れていた

でも、麻里子さんは相手からカモられても、妻から訴えられないように考えているという。それは、24歳の時に、苦い経験をしたからだ。

「交際していた45歳の上司の妻が気付いて、探偵の証拠写真ともに、60万円の慰謝料の請求をかけてきました。この妻は上司と同級生……つまり、高学歴だったこともあり、ロジカルに、こちらに慰謝料などを要求してきました。当時の慰謝料の相場が80~100万円だったのですが、この妻は硬く60万円を設定してきました。私も若かったので、不倫がバレたことが怖くなってしまい、交渉などもせず、そのまま払ってしまいました。

もちろん、不倫をすれば慰謝料請求されるリスクはあり、悪いのはこちら側なのですが……」

ただ、当時24歳の麻里子さんは、一人暮らしをしたばかりでお金がなかった。この慰謝料はなけなしの貯金と、消費者金融で借りて支払った。これが、現在に通じる借金癖の発端にもなったという。

「それ以降、ロジカルに攻めてくる高学歴な妻は怖いと思うようになりました。そんなとき、マイルドヤンキー男子とつきあったのですが、ちょっと言い方悪いかもしれませんが、ロジカルではない会話がものすごくラクでした。

それに、昔から私の中に、ヤンキーへの憧れがあったことにも気づかされました。でも、実際には親の言うことを聞いて、ずっと『いい子』に育ってしまった。彼らに抱かれていると、不良になれたような気がするんです

子供の頃からハメを外したい、弾けたい願望はありつつも「いい子」を演じていた。photo/iStock