仕事漬けでお金を使う暇がないのに

麻里子さんの毎日は、文字通り“仕事漬け”だという。

「ウチの会社、超ブラックですよ。データを集めてプランを立てて、プレゼンして、現場を視察する……コロナの時も客の言うままに飛び回っていました。ネットには誰も書きませんが、ガチの金持ちや、仕事がデキる人は、自粛なんてどこ吹く風。コロナがチャンスとばかりに会社を立ち上げるなど、アクセルを踏み込んでいました。そういった方々を相手に仕事をしているので、私は14時間以上ぶっ通しで働くこともあり、毎日、泥のように疲れて眠っています」

お金を使うヒマがないようにも感じるが、麻里子さんにはいわゆる“ヒモ”がいる。借金の原因はここにあったのだ

「わたし、貢ぎ体質なんです。今の彼は、中学校の同級生で、若い頃はかなりヤンチャをしていた男子。地元(東京都江戸川区)にずーっと住んでいる、いわゆるマイルドヤンキーですよ。仕事は土木系の作業員で、乗っているのは黒のワンボックスカー。“あ~”って思うでしょ(笑)」

エリートのビジネスマンよりもちょっとオラついた男とばかりつきあってしまう。photo/iStock

2人の出会いは1年前、実家の母親と大型ショッピングセンターに行った時、彼から「あれ、麻里子じゃね」と呼び止められたこと。

「彼はガタイがよくてイケメンなのに、隣には、ひじきみたいなまつ毛をして、だらしない格好をして、偉そうに受け答えをしている彼の妻がいた。昔モテた彼は、いつも美人をとっかえひっかえしていたのに……、って中学時代を思い出したら、なんだか可哀そうになっちゃって……。

その場では挨拶がわりにLINE交換しただけでしたが、何度か連絡を取るうちに、気が付けば男女の仲になっていました。でも、彼には20歳を筆頭に、4人の子どもがいるから、お金がない。会うためには常に私が出すしかないんですよ」