地球が生きているからこそ未来がある

2020年版世界のSDGsランキングでは17位の日本だが、年間食品破棄物量(フードロス)の多さは世界で6位、アジアではワースト1位となっている。香川さんをはじめ、たくさんの人々がSDGsに関する問題提起をする中で、日本はまだまだ厳しい状況にある。

「そうですね。ただ2020年という異常な年を境に、さらに淘汰されていくと思いますよ。そして次世代を担う子どもたちがSDGsに対する意識を持ち始め、何か新しいアイデアをひねり出してくれるんじゃないかと期待しています」

インセクトガーデン:草花でできた昆虫とフランス語が描かれたオリジナルの昆虫図鑑柄

その子どもたちがやがて親になり、孫を持つ時代。約80年後に訪れる22世紀は、一体どんな世界が待っているのだろう。22世紀を生きる地球人に伝えたいメッセージを聞いてみた。

22世紀まで人類が残っているならば、伝えることはないでしょうね。人類を残せたという結果ですから。地球は人間だけの星ではないし、地球そのものが生きていることを忘れてはいけない。軌道を変えずにくるくると太陽のまわりを365日かけて、何十億年もまわり続けてくれているんです。太陽も月もすべての天体が『今日は働くのや〜めた』なんて日が1日たりともない。

私たち人類はこんな奇跡の上に乗っかって生きているのに、不平不満を言ってはいけない。もちろん生きていくうえでの環境破壊は仕方のない部分もあるかもしれないけれど、さすがにやり過ぎなのでは。22世紀に向けて、学校でも、算数や社会と同じようにSDGsについて学ぶ科目があるべきだと思います」

撮影/神谷美寛

ご意見をお聞かせください
FRaUでは、SDGsに関する意識調査アンケートと、「FRaU×SDGsプロジェクト」の会員登録を実施中。回答された方には、今後開催予定のワークショップやパーティなどのお知らせ、SDGsの最新トピックスをメールでお送りします。