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犬猫の「老老介護問題」が深刻…高齢の飼い主が直面する「厳しい現実」

施設に連れて行くことは非情なのか

犬猫の寿命は、ここ20年ぐらいで飛躍的に延びて十数年になり、いよいよ長寿社会に突入しています。

その理由は、犬は予防薬を内服するようになり、フィラリア症で亡くなる子が少なくなったからです。猫についても室内飼いが増えて猫同士の伝染病(猫エイズや猫白血病など)にかかる子が減りました。加えて、猫は腎不全が克服できれば、平均寿命が30年近くまでいくのではないかと言われています。

このようにペットが長生きになると、もろ手をあげて喜びたいところですが、現実はそう簡単にいかないのです。

実は、飼い主とペットの高齢化とが絡みあって、さまざまな問題が起きています。筆者は、ときどきグルグルと回る(認知症)18歳の愛犬と暮らしています。その体験も踏まえて、今回は高齢者とシニアのペットについて考えみましょう。

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動物収容施設での現状

行政は、動物の「殺処分ゼロ」を目標に掲げています。

しかし、以前ほど簡単には引き取ってくれなくなっています。日本全体で年間に殺処分される犬猫の数は少しずつ減ってきていますが、それでも、まだ1年に数万頭という数の犬猫が殺処分されています。