猫又さんたちの正体は…

この猫たちが住んでいるのは、静岡県熱海市にある“猫に会えるかもしれない“バー『Muddy Cat(マディキャット)』。コロナ禍で、アップする記事が何度もバズり、人気沸騰中の猫たちで、「店長」と呼ばれる黒白猫の「てんてんくん」4歳半♂、隈取顔の「ミチルちゃん」2歳半♀、年齢不詳(たぶん7〜10歳ぐらい)の黒猫で足先が白く足袋を履いているように見える「タビ子さん」の3匹だ。

左から、タビ子さん、ミチルちゃん、てんてんくん。バーにいることも。写真提供/Muddy Cat(山村さん)

「どの子もみな元保護猫です。最初に出会ったのは、てんてんです。仔猫のときに、夫の知人が保護して里親を探して、我が家で引き取りました。その次に我が家にやってきたのはミチルちゃん。里親募集サイトに載っていて、個性的な顔立ちに目が釘付けになってしまって(笑)。もう絶対うちの子に、と思ってすぐに連絡をしてお見合いをしたのがきっかけです。最後に迎えたのは、タビ子です。熱海にある保護猫カフェで出会い、うちの子になりました」というのは、3匹の猫たちの何とも言えない猫又写真を次々とアップしている『Muddy Cat』のオーナーで飼い主の山村さんだ。

それにしても、猫又的な「まるで浮世絵」なポージングは、どうやって撮影されているのだろうか?

「一番最初は、偶然の産物でした。猫じゃらしと遊んでいるところをスマホでパシパシと撮影していたら、あれ!? これって猫又っぽい、河鍋暁斎みたいなポーズだ!というものが撮れていたんですね。これはおもしろい、と猫と遊びながら、毎日撮り始めたら、こんなにもいろんなポーズが溜まってしまいました(笑)。

猫たちには、ポーズを強制したりはしません。遊んでいる中で、たまたま撮れたものをアップしています。3匹の中では、ミチルが一番若くて、猫じゃらしにもよく反応するので、彼女の写真が多くなっています。また、ミチルは顔立ち的にも、猫又的なポーズが似合う部分もありますね。女の子なんですが、ムチっと体型で、首には黒いネクタイみたいな柄もあって、なんともオヤジ臭いところも、こういうポーズが決まる要素なのかもしれませんね(笑)」(山村さん)

歌舞伎的な隈取顔で立ち姿が決まるミチルちゃん。写真提供/Muddy Cat(山村さん)