半沢直樹第9回「半沢君にしか見えない妖精」説もささやかれた渡真利…大活躍でファン歓喜

今井 模子 プロフィール

“フェアリー”渡真利がついに

半沢は、前回で黒崎検査官(片岡愛之助)に預かった情報から「伊勢志摩ステート」を訪ねることに。ここで偶然にも見かけたのは、箕部の秘書・笠松(児嶋一哉)。一瞬のことから内部の不審に気づいた笠松と、姿はバレていないが追われる半沢との大捕物が繰り広げられます。薄暗い廊下のなか、秒単位の差で追いかけ、逃げるシーンは、ハリウッド映画も顔負けのスピード感。笠松については登場以来初めて個人的な執念を見せた場でもあり、この変化が、半沢も問題の核心に迫ってきたという証でしょう。

キャラの動きと言えば、これまで半沢のサポート役として断片的にしか登場しなかった(生放送では”半沢にしか見えないフェアリー説”も囁かれた)同期・渡真利(及川光博)のシーンも豊富。半沢から「帝国航空タスクフォースの乃原弁護士(筒井道隆)を調べてほしい」と頼まれた時にも「見くびらないでもらえます?!」と茶目っ気たっぷりに答えたり、半沢と英字メモの謎解きをする場面で、正解したら「ヨシッ♪」とキュートなガッツポーズを見せたり。ムードメーカーな彼の一挙一動、やはり見入ってしまいます。

 

そして大和田取締役(香川照之)が今回も笑いを提供してくれました。

過去の不正融資について、重要な物証を握っているらしい大和田。そこへ自宅謹慎を言い渡していたはずの半沢が来訪し、突然にツーショットを撮られてしまいます。半沢は固い表情でグーサイン、大和田もばっちりカメラ目線で、なんともシュール。

「自宅謹慎中の私と一緒にいることが知れたら、どうなるか」「喋るか、死ぬか、どっちです!!」と半沢から迫られた大和田は、第1シーズンでの威厳もどこへやら「私の携帯に、なぜか、わからないけど、たまたま、偶然、こんなのが写っていたようだ……」と呟き、半沢へと共有します。

これが発言的にはしぶしぶなのかと思いきや、スマホの画面をしっかりとテレビの大画面に写し、一応見やすくしてあげるところ、愛がある。でも、当の半沢はせっかくの画面をチラッと見ただけで、データを秒速でAirDropし自分のスマホに転送しちゃうという“塩対応”。ここはテンポ感も抜群で、コンビの真骨頂でした。

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