韓国の大手芸能事務所から初の全日本人メンバーによるガールズグループ「NiziU(ニジュー)」のブレイクに日本中が沸いている裏で、世界中から注目を集める韓国発のオーディション番組が放送されていたことをご存じだろうか。

BTSが所属するBig Hit Entertainmentと、「IZ*ONE」や「JO1」などを輩出したオーディション番組『PRODUCE』シリーズを企画するCJ ENMがタッグを組み、200億ウォン(約18億円)をかけて制作したサバイバルオーディション番組『I-LAND(アイランド)』(ABEMA、Mnetなどで放送)。6月26日から放送されていた同番組が9月18日、日韓同時生配信で最終回を迎え、“第2のBTS”を目指す新グループのメンバー7人が決定した。

デビューメンバーに選ばれた喜びを分かち合う7人〔PHOTO〕I-LAND公式Twitterより

「Niziプロ」を超える人間ドラマ

NiziUを生んだ『Nizi Project』のように地上波で大きく取り上げられなかったため、日本での注目度は劣るかもしれないが、スケールの大きさと過酷なルールによって、より濃密な人間ドラマが繰り広げられた。

「I-LAND」という、ステージや練習室、宿泊設備も備えられた巨大施設に、BTSを生んだプロデューサーのパン・シヒョク自らが選んだ23人の精鋭が集められ、デビューメンバー候補(番組内では「アイランダー」と呼ばれる)となった者たちはその施設内で世界中の人々に定点カメラで“観察”されながら過ごすこととなる。

メンバー選抜の方法がまたすごい。パート1ではメンバー同士が脱落者を選ぶというルールが設けられ、メンバーたちは精神的に過酷な状況でのサバイバルを強いられた。どんなに仲良くなっても、実力が足りないと思ったら容赦なく落とす。落ちたメンバー(「グラウンダー」と呼ばれる)はI-LANDの隣にある小さな施設で練習を積み、I-LANDに戻る機会を狙う。自分が生き残るだけでなく、デビューメンバーに必要な人材を自分たちで選びぬかなければならないのだ。

そんな過酷なパート1で残った12人のメンバーの中には、ケイ、ニキ、タキの日本人メンバー3人がいたが、プロデューサー陣による評価と世界中の視聴者からの投票によって選ばれるパート2の中でタキが脱落。9月18日放送のファイナルステージでは、ケイとニキの他、韓国人メンバー7人(うち、1人がアメリカ、1人がオーストラリアの出身)の計9人で争われた。