外食業界に大異変…これからもう「食べられなくなる飲食店」がわかった!

大戸屋は大丈夫…なのか?
鈴木 貴博 プロフィール

「松屋」の場合

三番目にとてもやっかいなタイプとして経営方針変更というものがあります。冒頭のニューコークがこのケースのひとつの典型です。身近な例としては牛めしの「松屋」の味がBSE騒動をきっかけに変わったという例があります。

当時のお店の説明としては一時牛めしメニューが一切店頭からなくなって豚めしに変わったのですが、その後、企業努力で豪州の牛肉を使って牛めしが復活することになったのです。

松屋 photo/gettyimages
 

ところが豪州の牛はアメリカ産の牛肉と違い、牧草を食べて育つ関係で風味がちょっと違います。そのどちらかというと日本人がマイナスに感じる風味をなくすために仕方なく味を調整する。結果としてあのちょっと甘くて他の牛丼チェーンとは一味違った松屋の牛めしの味はBSEをきっかけに消えてしまいます。

その後、松屋の牛めしはさらに改良するために何度か変わり、関東圏ではプレミアム牛めしという20年前とは違う別の味のメニューが中心となっています。

今、新型コロナの影響で個人的に一番心配なのは大戸屋のメニューです。読者の皆さんもご存知の通り、日本としては珍しい敵対的TOBが完了して大戸屋の経営はこれまでの経営陣の手から、新しいオーナーであるコロワイドの経営陣の手に移りそうです。