【データで解説】「半沢直樹」が最終回で視聴率30%を狙えるこれだけの理由

なぜラストスパート点火に成功したのか
鈴木 祐司 プロフィール

9時までにテレビの前でスタンバイ

特に大切なのは冒頭の4分間だ。

9時ちょうどですでに第8話の接触率はトップ。初回から徐々に数字は上昇していたが、回が進むにつれ熱心な視聴者が増え、9時までにテレビの前でスタンバイする視聴者が増えていたことがうかがえる。

 

そして9時ちょうどを過ぎた9時1~2分。初回から3話までは上昇が緩やかだ。シリーズ序盤は放送時間をうっかり忘れ、番組開始直後に慌てて見始める人が少なかった。視聴者の熱量は、さほど高くなかったようだ。

ところが2020年版第一部のクライマックスとなった4話では、カーブは急角度を見せる。そして5話以降、番組開始時の数字が徐々に高くなると同時に、冒頭1~2分もより急上昇するようになる。最初から見逃すまいとする視聴者がみるみる増えていった。

かくして、第8話は番組開始4分の時点で他の回を大きく上回ったわけだ。