【スナック千代子へいらっしゃい #6 私が一番モテたとき

子育ての切なさを2児のママで「スナック千代子」のママ、ピスタ千代子がつぶやく4コマ漫画連載「スナック千代子へいらっしゃい」(毎月第1・3日曜日に配信)。今回は、千代子が人生で一番モテた時期のことを振り返ります(漫画は次ページに掲載)。

人生最高のモテ期は一瞬で終わった

年子の3人兄弟の一番上だった私は、一番古い記憶の中でもたしかに「姉」でした。とにかく元気で火力の強い弟2人が暴れ回るのを必死で追いかけては幼稚園の列に並ばせ、それでもなお逃げようとする弟たちを律することができないことで先生にひどく叱られ、3才にして「つらい」と泣きました

これは我が家では定番の笑い話になっているのですが、私は全然笑えない。ほんとうにつらかったのです。しかし私はどこで「つらい」なんて言葉を覚えたんだろう。

とにかく、そんな私を支えていたのが、母から聞かされた、まだ弟たちが生まれる前の私ひとりだった頃の思い出話。初めての子だった私はとにかくよってたかって可愛がられたのだそうです。

私が泣けば誰かが代わるがわる私を(物理的に)持ち上げて機嫌を取っては笑わせてくれた。私が笑えば誰もが喜び、私の好きなもの(主に離乳食)を競って私の口に運んでくれた。誰もが私を求め、誰もがわたしの一挙手一投足を微笑んで見つめていた。そんな時代が、たしかに私にもあったのです。まったく記憶にないけれど。

しかし、みんなが赤ちゃんの頃の私をお世話してくれた話なのに、改めて文字に起こしてみると、ものすごくモテて調子に乗っている女の話みたいですね。これはもういっそ「モテた話」と言い切ってしまってもいいのではないでしょうか。

つまり、私は人生の早い段階で絶頂モテ期を味わったというわけです。まあ、すぐに若い子(弟)にその座を奪われることになりましたが。