Netflixのランキングに長らく上位にランクインする『愛の不時着』や『梨泰院クラス』。この異例ともいえる大ヒットを機に韓国ドラマのブームが再燃。韓国ドラマといえば、ストーリーの面白さはもちろん、役者の素晴らしい演技力によって、ドラマにより引き込まれ、心奪われることがありますよね。

10年以上も前から韓国の魅力にハマり続けている韓国ツウ、スタイリストの池田めぐみさんは、カフェ巡りをメインに渡韓していますが、韓国のドラマ・映画・小説などのエンタメにも敏感。そこで今回は、注目している俳優とおすすめ作品を教えていただき、第一線で活躍する彼らがなぜ愛されているのかを解説してもらいました。

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色気とカリスマ性がダダ漏れ
どんな役も好感度大、コン・ユ

気になっている俳優はたくさんいますが、個人的に好きな作品の多い方を選ばせていただきました。主観的な感想ですが、「これからどんな作品を見ようかな」と迷われている方の参考になればいいなと思います。

トップバッターは、184cmの高身長、アスリート並みに鍛え上げられた身体、温かみのある笑顔、大人の色気、飾らない雰囲気、抜群の演技力など、挙げ出したらキリがないほど魅力たっぷりのコン・ユ。彼のことを嫌いな人はいないと言ってもいいくらい誰からも愛され、好感度の高いベテラン俳優です。

〔PHOTO〕Getty Images

韓国ドラマや映画に詳しくなくても、世界的に話題となったゾンビ映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016年)で、名前を聞いたことがある人も少なくないのではないでしょうか。この映画では、謎のウイルスの感染拡大によって出現したゾンビから娘と乗客たちを必死に守りながら戦う父親役で、迫真の演技を見せてくれます。

また、実話をもとにした小説の映画化『トガニ 幼き瞳の告発』(2011年)では、聴覚障害者学校で発生した教師たちによる生徒への暴行や性的虐待を隠蔽しようと企む学校側と対峙する主人公を熱演。この作品は小説を読んだコン・ユが自ら映画化を申し出て実現したそうで、映画をきっかけに性暴力犯罪を厳罰化する「トガニ法」と呼ばれる法律の制定も実現しました。

国内外で話題となる作品に多く携わるコン・ユ、これは役者としての実力や熱意を高く評価されているからこそだと思います。

「ドラマよりも時間をかけて撮影する映画のスタイルが自分に合っている」という理由から、映画出演がメインのコン・ユですが、一躍有名にしたのはドラマ『コーヒープリンス1号店』(2007年)。ユン・ウネ演じるボーイッシュな主人公を男性と勘違いしたまま愛してしまうコーヒーショップの社長を演じ、ツンデレかつ一途な姿を披露。(余談ですが、近々、約13年ぶりに主演俳優たちが再会する番組が韓国で放送されるそうですごく楽しみ!)

〔PHOTO〕Getty Images

そして、過去の記事でおすすめしたドラマ『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』(2016年)では、儚さ、無邪気さ、セクシーさ……映画ではなかなか見ることのできない表情をたくさん見ることができ、沼落ちする女性が多発。

この作品で韓国俳優なら誰もが憧れる「第53回百想芸術大賞」の【TV部門 男性最優秀演技賞】を受賞し、その存在感を改めて証明。授賞式のスピーチで「自分の居場所がどこで、自分が誰なのか、自分が今どこへ向かっているのかわからないことがある」と悩みを吐露し、言葉に詰まりながらも感謝を述べる姿が印象的で、これだけのキャリアと人気があるにも関わらず、謙虚で飾らない姿勢であることも長く愛される理由なのだと感じました。

しばらく新しい作品がなかったコン・ユですが、パク・ボゴムとダブル主演となる映画『徐福』の公開を控えています。また日本では、コン・ユが作品テーマに深く共感して出演を決めたという、ベストセラー小説の映画化『82年生まれ、キム・ジヨン』(韓国での公開は2019年)が10月9日より公開。さらに、チョン・ウソンが制作者として参加し、ペ・ドゥナと共演するNetflixオリジナルドラマ『The Silent Sea(仮)』の出演も発表されました! 今後しばらくコン・ユの話題が尽きそうにないですね。