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# トヨタ

24時間レースで優勝した「ドライバー」豊田章男社長「本当の腕前」

現場でわかった、この勝利の特別な意味

なぜ、あまり報道されなかったのか

「トヨタ自動車の社長が24時間レースで優勝!しかも発売直後の新車で」

こんな見出しと共に大きく報道されても決して不思議ではないニュースである。

半沢直樹の名演が話題の俳優、香川照之が編集長として出演する「トヨタイムズ」。そのCMの影響だろうか、今やトヨタ自動車の豊田章男・社長の顔は日本のどの自動車メーカーの社長よりも知られている。逆に、他のメーカー首脳の顔は全く分からない、という人が大半かもしれない。

そんな知名度抜群の経営者、豊田章男が自らステアリングを握り、富士スピードウェイ(静岡県)で開催された24時間レースでクラス優勝、という事になったのに報道されたのはごく少数だった。

「MORIZO」名義でレースに参戦した章男社長/photo by DRAFTING
 

コロナ禍でメディア関係者の入場が規制されていたためなのか?それとも世間は自民党総裁選の話題で持ちきりだったからか?

いや、「社長が新車のデビュー週に24時間レースで優勝」って話題はプロモーションとしては最高だし、広告代理店やメディアの営業担当ならワッショイワッショイ盛り上げるのが普通だろう。しかし、そうはならなかった。

なぜなら、今回は豊田章男ではなくドライバーネーム「MORIZO(モリゾウ)」としての参戦であり、トヨタのワークスチームからではなく「ROOKIE Racing(ルーキー・レーシング)」という愛犬・ルーキーの名前を冠したプライベートチームからの参戦だったからだ。