9月26日 台風襲来の特異日

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

今日、9月26日は、1950年代の日本に甚大な被害をもたらしたいくつもの台風が上陸した日付となっており、「台風襲来の特異日」として知られています。

台風 Photo by iStock

特異日とは、ある気象状況が、その前後の日と比べて特異的に高い頻度で発生している日を言います。気象学的にはっきりとした原因があるわけではなく、正式に定められているわけでもありません。

台風以外では11月3日文化の日の「晴れ」がよく言われます。

さて、1950年代の9月26日には、日本で多くの尊い人命を奪った台風が3つも来襲しました。まず、1954年9月26日未明に鹿児島に上陸した台風第15号は、北海道付近で速度を落としながら発達して集中的に被害を与えました。特に青函連絡船「洞爺丸」の沈没により1000人以上が死亡・行方不明となり、「洞爺丸台風」と呼ばれています。

 

1958年9月26日の夜深くには、伊豆半島と神奈川県に台風22号が上陸し、特に伊豆地方に集中的に雨を降らせました。これによって伊豆地方を東西に分けるように流れている狩野川が氾濫し多くの死傷者が出たため、「狩野川台風」と呼ばれました。首都圏でも、市街地の浸水などの被害が報告されています。

そのちょうど1年後の夕方には、和歌山県の潮岬付近に台風15号が上陸し、広い暴風域を伴って6時間ほどで日本列島を通過しました。この台風は紀伊半島や伊勢湾付近の広い地域に高潮や河川の氾濫をもたらし、4000人以上が犠牲になりました。「伊勢湾台風」と名付けられたこの台風は、「昭和の3大台風」の1つにも数えられています。

Photo by iStock

このように日本にたびたび大きな被害をもたらす台風ですが、適切な対策によって被害を最小限に食い止めることができます。接近する前には、窓を閉めてフィルムなどで保護し、植木などの飛ばされそうなものを屋内にしまっておくと良いとされています。もしもすでに接近している場合は、いかなる理由でも外出しないようにしましょう。