9月23日 ドイツの天文学者エンケ誕生(1791年)

科学 今日はこんな日

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"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1791年の今日、ドイツの天文学者ヨハン・フランツ・エンケ(Johann Franz Encke、1791-1865)が誕生しました。

ドイツのハンブルクに生まれたエンケは、数学と天文学と学んだのちナポレオン戦争に従軍し、戦後は天文台の研究員として勤務しました。

エンケは、1786年から1818年までに相次いで現れた5個の彗星について研究し、これらの彗星は同一の短周期彗星(周期が200年以下の彗星)ではないかと仮説を立てました。

当時発見されていた彗星は、200年以上の周期で地球に近づく長周期彗星ばかりでした。もしエンケの仮説が正しければ、これらの彗星は3.3年ときわめて短い周期で太陽の周りを公転していることになり、当時の常識とは大きく外れていました。

エンケは彗星の軌道を綿密に計算し、1818年に現れた彗星は、次回1822年に訪れると予想しました。はたして予想は的中し、この彗星は「エンケ彗星」と呼ばれることになったのです。

エンケのスケッチ Photo by Getty Images