人気ブロガー&インスタグラマーだったメーガン妃

2つ目は、彼女のインフルエンサーとしての発信力。イギリスではそれほど有名ではなかったが、アメリカでは女優として人気が出る前の2010年から2012年までは匿名の売れない女優の視点でハリウッドの裏側を綴ったブログを、2014年からは大好きなワイン「ティニャネロ(Tignanello)」にちなんだ「The Tig」というブログを始めていた。「The Tig」を開始したときはすでにドラマ『SUITS スーツ』のレイチェル役で人気を博していたが、彼女はこのブログ上でグルメ、ファッション、旅行、男女同権を含む社会問題について発信していたことが本書に記されている。

当時のメーガン妃(2017年1月21日撮影)〔PHOTO〕Getty Images

2017年の婚約発表前に閉鎖されたこのブログは、セレブのブログというよりは「ありふれた女の子の日々」を赤裸々に語ったものだったらしい。このブログは一般の女性に加え、セリーナ・ウィリアムズやプリヤンカー・チョープラーなどのセレブからも大きな支持を得ていたほど人気だった。

本書には、メーガン妃がアンジェリーナ・ジョリーを目標にしていたことも記されている。人生を女優業に捧げるのではなく、女優の活動で必要な生活費を稼ぎ、残りは「社会を変えるため」の活動に費やしたいと考えており、自身のブログやインスタグラムをプラットフォームにして社会的活動を展開したいと望んでいたようである。

メーガン妃にはヘンリー王子に出会う前から、インフルエンサーとしての発信力があった。彼女ならネット世代の若いロイヤルファンを取り込めるのでは、と王室に期待されていてもおかしくはない。