三浦春馬さん、松岡茉優さん主演のドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS火曜日夜10時~)がいよいよスタートする。三浦春馬さんが演じるのはお金を使うことに一切躊躇しない33歳の御曹司。松岡茉優さん演じる清貧女子が経理部で三浦さんの指導役になり、そこから恋の始まるラブコメディだ。
 
ドラマフリークで知られる漫画家で小説家の折原みとさんもこのドラマを心待ちにしてきた一人だ。「子役の頃からずっと見続けてきた」という折原さんが、改めて見直し、その役の幅の広さに驚いたという三浦春馬さんの出演作を、10代から振り返って厳選してご紹介しよう。

7歳でデビュー、10代で一気に主役に

2020年7月18日、三浦春馬くんの突然の訃報に呆然とした日から、もうすぐ2ヵ月が過ぎようとしている。
その死をいまだに受け入れられず、ショックを引きずっている方も多いと思うが、実は私もそのひとりだ。
 
三浦春馬くんは、7歳の時に、NHKの連続テレビ小説『あぐり』で子役デビュー。
16歳の時に、高視聴率を記録し社会現象にもなったドラマ『14歳の母』(日本テレビ)で重要な役を演じて注目された。

その後は、2007年公開の映画『恋空』が大ヒット。2008年のドラマ『ブラッディ・マンデイ』(TBS)も人気を博し、10代にして一躍主演クラスの俳優に。

10代、20代と、15年近くにわたり、コンスタントにドラマや映画に出演し続けていた春馬くんを、私たちはずっと見てきた。
 彼と同年代の人たちは、多感な思春期や青春をともに過ごしてきた友人のように思えていたかもしれない。
もう少し上の年代の人たちは、弟や、親戚の子や、我が子の成長を見守るような感覚を抱いていたかもしれない。

特に熱烈なファンというわけではなくても、春馬くんはそんな風に、多くの人が身近に感じていた、愛すべき俳優だったのだと思う。

2013年のベネチア国際映画祭、『キャプテンハーロック』原作者の松本零士さんと笑顔を見せる三浦さん Photo by Getty Images