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いま外食で一番儲かるのは「唐揚げ」だった…!唐揚げ専門店、急増のワケ

消費者も企業も喜ぶ業態に
大久保 一彦 プロフィール

そもそも唐揚げブームが過熱したきっかけは、2014年12月19日、とんかつ専門店『かつや』などの運営で知られるアークランドサービスHDが、浅草の名店『からあげ縁‐YUKARI‐』とコラボし、神奈川県相模原市にからあげ専門店『からやま相模原店』を開店。店舗展開を始めたことにあると筆者は考えています。

その後、しばらくして、すかいらーくグループが手掛ける『から好し』が2017年に新業態としてスタート。2018年6月末には急成長を遂げています。

この2017年から2019年という期間は外食業界において、前述の『かつや』のような「とんかつ店」を新業態として始める企業が急増した時でもあります。しかし、コロナ禍を背景に、そうした企業が次々に、とんかつより価格帯が低く日常性の高い「唐揚げ」業態に移行したと言えるでしょう。

このように、唐揚げ市場の急成長のウラには、消費者目線でのブーム以上に、外食企業目線でも業態として優れていた、という意味合いが大きいのです。そこで、この業態の優れている点について解説したいと思います。

 

日本人の「定番のおかず」になったワケ

まず、日々の食生活の中で唐揚げ自体の「喫食頻度」が極めて高いことが挙げられます。

唐揚げは、けっして“ごちそう”という位置づけではありません。しかし、いつの時代にも常に“定番のおかず”として不動の地位を築いています。