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無観客期間を終えて…競輪、競艇場で働く「予想屋」「飲食店」はいま

新しい生き方を模索する中で
佐藤 永記 プロフィール

その一方で、あくまでファンとの対面ありきなスタイルを堅持している予想屋も少なくない。

松戸競輪場の場合は最近まで無観客開催でした。場内の予想屋は5軒ありますが、すべて休業状態で3ヵ月過ごし、その間は無収入状態でしたよ。でも5軒中4軒はみんな年金をもらってましたし、残りの1軒も含め充分に蓄えがあったので3ヵ月は乗り切ることができました

そう語ったのは、松戸競輪で予想屋となり現在は松戸競輪予想屋組合の会長でもある屋号「渡慶次(とけいじ)情報」の良秀さん(75)。

現在、松戸競輪場は営業を再開。検温やマスク着用だけではなく、入場時に氏名・住所・電話番号を記入する独自のルールを設けてるなど、数ある公営競技場でもトップクラスの対策を講じている。

 

この点に関して、良秀さんはファンに対する予想屋の必要性を訴えている。

競輪が一番売れていた昭和60年代から比べると、今はネット投票や場外発売もあってお客さんは減ってしまいましたが、常連さんもいるし、なにより私は競輪ファンの『相談相手』なんです。相談とは予想の相談でもありますが、競輪ファンとしての相談相手でもある。

ファンから住所や電話番号まで書くのはめんどくせえ、って話をされるけど『それは違うよ、そこまでやっているから俺たちは安心して競輪を打つことができるし、レースをやることができるんだ。俺たちはどこよりも安心な環境で過ごすことができるんだよ』って教えてあげるんだ。

今の予想屋は予想を売るだけじゃない。ファンと共に(ウィズ・コロナの社会において)成長するため相談に乗ることでもあるんだ