コロナによる休業閉店が後を絶たない昨今。無観客や観客数制限を設けて行われている競馬をはじめとした公営競技は売上が好調だと連日報道されている。
しかし、プロスポーツのイベントにおいて観客を入れない、人数制限をしているとなると業界全体として両手を挙げて喜ぶばかりの状況とはいえない。
試合やレースを見に行く人を相手にした売店での飲食やグッズ販売も、公営競技にとっては重要な商売の一つ。その担い手たちは今どうなっているのか。
また、公営競技にかかわる職業として、中央競馬を除いて必ず場内で営業しているのが「予想屋」たちだ。レース場に足を運ぶファンの予想を手助けしてくれる予想屋たちもまた、今どのように過ごしているのだろうか。
徐々に無観客開催から人数制限付きの有観客開催へ切り替えが進んでいる公営競技レース場だが、最近まですべてのレース場が無観客であった。その間、レース場のお客様を相手とする予想屋は“完全休業状態”だったわけだ。
しかし、一部の予想屋ではネットでの予想記事販売やYoutubeで予想動画を上げるなど、ネット販売が好調なことを使って予想の売り方を増やしているという。
文章、イラストなどの作品を自由に配信、販売できるサービスには例えば、『note』などがある。これらを利用することで、誰でも気軽に自身の予想を販売することができるようになった。
まさに公営競技の予想は群雄割拠の時代。さらにそこに「本業」が加わったことで、予想販売のマーケットは拡大している。