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一人暮らしの母親を「ある高級老人ホーム」に入れた息子が、大後悔したワケ

終身利用権の落とし穴
太田 差惠子 プロフィール

老人ホームの「言うこと」を信じたのだが…

「2000万円の一時金は安くないですが、終身利用の契約だと聞き、それなら安心料になると思いました。父が売れる実家を残してくれたおかげです」とタダシさん。

有料老人ホームの多くで「利用権方式」という契約形態を採用しています。居室とホーム内の共用設備利用、さらに生活支援・介護などのサービスを終身利用できる権利です。施設と入居者本人の契約であり、入居者が死亡した場合、利用権は終了します。

それでも、タダシさんは1つだけ心配がありました。母親はプライドが高いせいか、他人と関わることは下手なタイプなのです。実際、友人と呼べるような人もいません。

特に、年をとってからは性格がキツくなっており、集団生活に馴染めるのか気がかりでした。

人間関係に不安が… photo/iStock
 

このことを施設長にぶつけると、「だいじょうぶ、うちには人間関係のトラブルなんてありませんから、おまかせください」と明るい声で返答があり、安心することができたといいます。

母親は入院先の病院から、自宅に戻ることなく入居。母親本人も、元気なときに見学を済ませていたらしく、まずまず満足しているようすでした。

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