こんなはずじゃなかったのに… photo/iStock
# 介護

一人暮らしの母親を「ある高級老人ホーム」に入れた息子が、大後悔したワケ

終身利用権の落とし穴

一人で大丈夫か…という心配からすべては始まった

新型コロナの影響もあり、帰省もままならない状況で、実家で暮らす親のことを「1人でだいじょうぶなんだろうか」と心配する子の声がここそこから聞こえてきます。

とはいえ、老人ホームに入っていても、安泰というわけではないようで、思わぬところで足をすくわれることがあります。

都内在住のタダシさん(仮名48歳)の母親(80代)は昨年、地元関西の介護付有料老人ホームに入居しました。父親が亡くなってからは一人暮らしをしていたのですが、足の骨折をして入院。退院後の生活にも車いすが必要となりました。

「母親は昔から気位の高い人です。車いすを手放せない暮らしになるとわかった時点で、自分から『有料老人ホームに入る』と言ったんです。難しい人ですが、子どもによりかかってこないので、そこは助かりました」とタダシさん。

タダシさんは一人っ子。共働きで、子どもが2人。タダシさんの妻も母親のことを苦手としています。もし、2人がもめると間に入らざるをえなくなるでしょう。「僕にも、母親と同居するという選択肢はなかった」と打ち明けます。

母を老人ホームに入れたが… photo/iStock
 

母親は、もしものときには、自宅を売却して入居しようと心に決めていたようです。母親が目星をつけていたのは、地元では高級と知られている有料老人ホーム。入居一時金は2000万円ほどで、月々は食費や介護費込みで20万円ほどです。

実家は広くはないけれど駅近ということもあり、3000万円で売却できました。