9月20日 「空の日」を制定(1992年)

科学 今日はこんな日

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1992年の今日、9月20日が「空の日」と制定されました。いったいどうして9月20日に定められたのでしょう?

 

空の日は、航空技術の振興のために1940年に定められた「航空日」を前身とする記念日です。陸軍軍人の徳川好敏(とくがわ・よしとし、1884-1963)と日野熊蔵(ひの・くまぞう、1878-1946)が日本で初飛行を成功させてから30周年にあたることを記念して制定されました。しかし初飛行の日付は1910年12月19日。9月20日ではないのです。

じつは「航空日」は、3月10日の陸軍記念日、5月27日の海軍記念日を避ける形で、晴れの日が多い秋の日の9月20日に定められました。

日中戦争(1937-1945)開戦以後、日本政府は国威発揚・戦意高揚のために数々の国策行事を作り出しました。中でも1940年は日本の初代天皇・神武天皇が即位してから2600年にあたるとして、とりわけ盛大な行事が執り行われました。1940年に開催予定だった「幻の東京オリンピック」も、「皇紀二六○○年」を祝い、国威を内外に発揚する絶好の機会だと見られていたのです。

現在、9月20日から30日は「空の旬間」と定められ、日本各地の空港などで管制塔見学や体験搭乗などの催しが行われています。将来、海の日、山の日に続いて「空の日」が国民の祝日になることはあるのでしょうか? そのとき、祝日の日付は一体どうなるのでしょうか?

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