結局、「総合商社」は何がスゴいのか?“投資の神様”バフェットはこう考える

注目の食糧分野で新たな主役
大原 浩 プロフィール

ますます重要になる資源エネルギーでの地位

もちろん、総合商社が、バフェットが重要視しかつ得意としている資源・エネルギー分野での事業に強いことも今回の「選択」の重要な理由の1つである。

バフェットが2003年からペトロチャイナに投資を始めたことは、前述記事ですでに述べたが、石油精製部門やガソリンスタンドのチェーンを持つペトロチャイナであったことは重要だ。

資源・エネルギーが極めて重要なものであることは、5月6日の記事「原油先物マイナスでも『世界は化石燃料で回っている』と言えるワケ」で述べたが、資源・エネルギーが市況商品であり大きく価格が変動することも事実だ。

バフェットは、価格が大幅に下落して採掘部門が厳しい状況に追い込まれても、ガソリンスタンドの運営や精製などの付随部門でショックを和らげることができる、ペトロチャイナのような企業を好む。

 

総合商社の場合は、さらに幅広い事業を行っているから、より強力な「クッション」を持っていることになる。「防衛力」にすぐれた企業がバフェット好みである。

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