結局、「総合商社」は何がスゴいのか?“投資の神様”バフェットはこう考える

注目の食糧分野で新たな主役
大原 浩 プロフィール

単なる卸や仲介業ではない

明治維新は1867年であり、その前後に前述のバフェット好みの米国企業が誕生している。明治あるいはそれ以前から長い歴史を持つ総合商社を「日本への長期投資」として購入したバフェットの心中がよくわかる気がする。

このような歴史的背景もあって、様々なビジネスに関わりを持っているのが総合商社である。

一般的に商社というのは、物やサービスを仲介する卸などのビジネスと似ていると思われがちだが、総合商社のビジネスモデルはかなり違う。

むしろバフェット率いるバークシャー・ハサウェイと似ていることは、前述の「バフェットが認めた『日本の強さ』の正体…5大商社株式取得に動いたワケ」記事中で述べた。

もちろん、総合商社にはバフェットという傑出した司令塔は存在しないが、それは(90歳を迎えた……)「バフェット後」のバークシャー・ハサウェイも同じである。

 

バフェットが事実上(もともと繊維会社であったものをバフェットが「業態転換」した)一代で築き上げたバークシャーの未来のあるべき姿を、場合によっては平安期まで遡る総合商社の歴史の中に見出したのかもしれない。

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