証券会社を続々退職!「トップ営業マン」たちの「転身先」

彼らが参加する「IFA」説明会の実態
浪川 攻 プロフィール

変革を求められる証券業界

そして、次の時代を迎えた時、証券会社という伝統的な枠組みは存続しているのか。

米国ではさまざまな証券会社が新たな時代に適応して勝ち残るべく、経営改革に走り続けている。それは、自らの既存ビジネスを捨て去ることも辞さない壮絶な戦いであり、そこからは誰も予想できなかったような進化の足取りが生まれてきている。

翻って、わが国の証券業界はどうか。

前回の記事(「エリート証券マンの退職が止まらない!ヤバすぎる証券業界の人材流出」)でお伝えしたように、いま、大手証券会社では、社長表彰の常連社員や労組の委員長経験者、海外修練生に選抜された営業成績優秀者といった、エリートたちの人材流出が著しい。彼らだけでなく、現在多くの営業マンが本稿に記した「IFA」に転身し、新たな証券ビジネスの構築に励んでいる。

拙著『証券会社がなくなる日――IFAが「株式投資」を変える』でも詳述したことだが、リテール営業分野で連綿と踏襲してきた「回転販売」や「はめ込み営業」を改め、ビジネスモデルの抜本的な改革を実行しなければ、いまの大手証券がなくなる日は近いといわざるをえない。

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