証券会社を続々退職!「トップ営業マン」たちの「転身先」

彼らが参加する「IFA」説明会の実態
浪川 攻 プロフィール

IFA説明会の実態

説明会会場の会議室に入ると、そこには普段着に身を包んだ20名ほどの人たちが集まっていた。20代から50代までとさまざまである。

中には、キャリーバッグを引いている人もいる。前夜に上京してきた、遠隔地からの参加者なのだろう。

全員が配布された説明冊子を熱心に見入っている。その後ろ姿からは、彼らが決して軽い気持ちで参加しているわけではない印象が伝わってきた。

※画像はイメージです(Photo by iStock)

説明会では、「楽天証券IFAビジネスについて」と題する説明冊子の内容に合わせて、同社社員がIFAと組織に属する営業社員との違いや米国の事例、わが国におけるIFAの制度的バックボーンである金融商品仲介業の仕組み、そして、実際の報酬体系などを説明し、さらにIFAに転身する場合に欠かせない法的な手続きを具体的に話していく。参加者は話のポイントを走り書きしている。

 

細かな質問を重ねる熱心な参加者たち

一連のレクチャーが現役IFAの体験談で締めくくられると、最後に参加者たちの質問を受け付けた。担当者が「ご質問は?」と問いかけるやいなや、すかさず一人の参加者が手を挙げて、次々と質問を浴びせた。

それらは証券ビジネスのきわめて基本部分に関するものであり、彼が証券会社に所属していない、いわば、素人であることがわかった。

次いで、30代と思しき男性が手を挙げて「報酬体系をもう少し詳しく聞きたい」と尋ねた。担当者の回答を受け、さらに細かい質問を重ねる。彼が現役の証券会社社員であるのは明らかだった。

証券外務員資格に関わる質問をする人もいた。彼は金融業界に属しているが、証券ビジネスの経験は乏しい印象である。

かなり専門的な疑問を呈する人もいて、彼とは担当者のみならず、楽天証券の幹部社員までもが加わり、熱を帯びて議論する光景もみられた。真剣さが肌に伝わってくるようである。

1時間30分程度に及ぶ説明会は、質問が出尽くしたところで終わった。まさに「あっという間」であり、熱心な参加者数人は、終了後も担当者などと話し合っている。
その輪に加わっていた二人に話を聞いた。

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