声優としても重要だった「体重管理」

ぼくにとって「体重が減る」ということは、声優の仕事に大きな影響を及ぼすことになりかねません。

2019年3月の朗読劇の出演前に65キロ体重がありました、実はこの体重は自分の中で最高数字であり、よくここまで増やすことがあります。身長162センチの私としてはちょっと太めなのですが、この方が声が出やすいため、朗読劇の絶叫に備えて、意図的に増やしたのです。そしてちょっと体の異変を感じていた私はこうも考えました。毎年重度の花粉症で苦しむ私は、食が細くなって体重が減少する傾向にあります、それは避けたいと。しっかりと舞台の稽古をしながら、声を出しながら動きながら体を作っていき、体重を増やそうと。なんだか格闘家のようですが、自分で悦に入っていたのでした。

朗読劇を行うメンバーたちと 写真提供/津久井教生

実はこの頃に突然転び、何かおかしいなと思い始めていました。しかし「ちょっと体重増やしすぎちゃったかな」「新しいブーツが合わないのかな」なんて思っていたくらいです。今思うと体重がある程度あるにもかかわらず、足の動きが悪くなるという症状が現れ始めたのが、この3月くらいなのだと思います。

そうとは気がつかず、良い感じで朗読劇やライブをこなしながらも、花粉症などの影響もあって例年通り体重は62キロ台になりました。この体重は声を出す仕事をしている自分としては、理想的な体重でもあったのです。

順調にそのまま5月のお仕事も、ちょっとした司会などのイベントもこなしていきました。6月も声出し中心の仕事でビジュアル的なものはなかったので、体重を維持しようとしていたところ「教生さん、痩せました? 夏に向けてのダイエットですか?」と言われ始めました。あれっそうかな? と思って体重をはかってみると、3キロ減。60キロを割って59キロ台になっていました。何もしないのになぜ痩せるのだろうと感じました。

同時に、5月末くらいから足の動きが悪くなり、メチャクチャ疲れるようになりました。立ち上がるのにものすごく力がいるようになって「どうしたんだろう?」と如実に思うようになっていたのです。そんなに体重が減っているとは思いもよりませんでしたが、思い起こせば、「ふくらはぎとおしりの肉が減っているな」という気はしていたのです。