新しいものを取り入れつつ、伝統を守る

京都は、SDGsでいう17の目標以外の視点も持っています。もし18番目をプラスするなら、やっぱり文化ですね。

祇園祭の山鉾巡行はしばらく前祭と後祭が一緒になった合同巡行となっていましたが、偶然ながら大船鉾が復活したのと時を同じくして、本来の姿に戻そうと、後祭が復興されました。2つに分けることで交通整理などの手間がまたかかるし、さまざまな変更が必要になる。だけど、神事と祭事により持続してきた文化について、改めて考えるきっかけにもなったと思います。

時代が変わっても、変わらぬ価値観や感覚を世代を超えて受け継いできたし、歴史を背負っている誇りもある。新しいものを取り入れつつも、伝統を守る、そのバランスが京都らしいと思います。

コロナの影響で、今年は神輿渡御や山鉾巡行はありません。ですが、八坂神社や山鉾町を中心とする祭礼行事は、形を変えても祭の関係者たちに支えられ、続けられます。新たな形の祇園祭からも目が離せません。

●情報は、FRaU2020年8月号発売時点のものです。
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Photo:Tetsuya Ito Illustration:Yuko Saeki Text:Shiori Fujii Edit:Chizuru Atsuta


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