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習近平が高笑い…ここへきて「中国経済」がV字回復を遂げたワケ

ネガティブ・バイアスなしに実態直視を

コロナの感染の時間軸は中国が先行

中国で発生した新型コロナは、2020年1月下旬以降、震源地・武漢の都市閉鎖という劇薬の処方が起点になった。それから2か月半が経過した4月上旬には都市封鎖が解けて、経済活動が再開されるに至り、6月に開催された全人代は事実上の「社会正常化」宣言となった。

2020年後半以降、欧米でもすでに経済活動が再開されているが、中国は数段先を歩む状況だ。

今回のコロナショックは震源地が中国であったことから、日本では心情的に中国の回復を疑問視するバイアスがかかりやすくなっている。もとより、日本のメディアや国民感情としても中国経済への慎重な見方が根強い。

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一方、岡三証券上海事務所では長年にわたり現地からの生の情報を取り込むことで、今年4~6月期にはすでにV字型回復を実現し、その後も堅調な回復が続くと展望してきた。

 

本論では、中国経済の現状を評価したうえで、中国の回復から日本が学ぶべき点、さらに、世界経済への影響を考えることにする。