いま分譲「戸建て」が大人気になっている…! photo/iStock

不動産異変、ここへきて「賃貸より持ち家」かつ「マンションより戸建て」が正解になっていた…!

いま「戸建て」が大人気のワケ

筆者は少し前に、コロナ禍によるリモートワークの浸透がマンションよりも郊外の戸建てに需要が移りつつあると書いたが、その傾向はここへきてさらに顕著になってきた(参考記事:『マンション「大崩壊」で、これから日本の「不動産市場」に起きるヤバいシナリオ』)。

そこで今回、さらに細かく全国の戸建てニーズの状況を分析して、なぜいま戸建てが注目を集めるのかを深く探ってみた。

戸建て住宅がいま大人気になっている photo/iStock

まず、いま戸建てを購入する人の第一のニーズは「子ども部屋が欲しい」である。

子どものいるファミリー世帯の持家率は76%と全体の4分の3を超える。それだけ、ファミリーには大きな家が必要なのだ。一方で、「持ち家率」は都道府県でかなり異なるということをご存じだろうか。

実際、ファミリー世帯の持ち家率は都道府県でかなり差がある。高いエリアは1位が富山県で、2位が滋賀県、3位が三重県となっている。富山県では実に85.9%という水準だ。同様にして、日本海側の福井県、石川県、新潟県で高い。

 

しかし、ファミリー世帯の持ち家率は「地方が高い」とは限らない。

たとえば首都圏のデータを見ると、埼玉県で81.9%、千葉県で81.1%、神奈川県で78.3%と高く、近畿圏にいたっては、奈良県が83.0%、和歌山県が82.2%、京都府が81.6%といずれも80%以上という高い数値になっている。