文在寅の大誤算…タマネギ男後任の現法相も「不正疑惑」で火だるまに

20代の政権支持率が急降下した理由
金 敬哲 プロフィール

法相の不正を捜査する検察

秋美愛法相の息子は、別名「KATUSA」という在韓米軍に配属される韓国軍支援団の兵士として、2016年から軍服務をした。ところが、2017年6月5日、膝の手術を理由に10日間の病暇をもらい、その後また9日間の病暇を受けた。そして、さらにまた4日間の年次休暇を取り、計23日間も連続で休暇を取った。

そこで、普通の人ならほぼ不可能な長い病暇を得られたのは、権力が介入した可能性が高いという疑惑が持ち上がったのだ。

まず、病暇を取るために必ず提出しなければならない病院診断書等の書類記録が国防部にはまったく残っていない。二次病暇を得るために必ず経なければならない審議会の手続きも省略されている。また、二次病暇以降も秋氏の息子は軍隊に復帰せず、自宅で年次休暇を取っていたが、当時、与党の党首だった秋氏の補佐官が軍隊にこの問題で電話をかけてきたという証言が複数の軍関係者の間から出てきた。

秋氏は野党とメディアのこうした疑問に対し「まるで小説のような話だ」と皮肉り、検察に対しては、「早く捜査せよ」と大声をあげた。しかし、自分たちの人事権を握っている法相の不正を捜査することは、検察としても大きな負担になっているようだ。

同じ部隊員の公益情報提供によって暴露された秋氏の息子の休暇特恵疑惑は、今年1月に検察に告発されたが、事件を割り当てられたソウル東部地検は8ヵ月間も真剣な捜査を行っていない。参考人の陳述から、「補佐官が軍隊に電話をかけてきた」という部分を欠落させたことも発覚した。

検察の調査を受けた参考人A氏は、「軍隊に電話をかけてきた秋氏の補佐官と通話したと供述したが、検察から“証言に責任を持てるのか”などと3回も圧迫され、自信を失って供述書に記載しないことに同意した」と暴露した。

 

韓国メディアの報道によると、東部地検は今年の2回にわたる検察人事で、秋氏の息子事件を担当した検事らが大挙昇進または栄転した。検察内部では、長官関連の事件捜査を握りつぶした「恩返し人事」という批判が起きたという。