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# ドコモ

マスコミが報じない「ドコモ口座」問題はなぜ起こってしまったのか

同じことがいつ起こってもおかしくない

使っていなくても引き出される

「自分は『ドコモ口座』を利用していないから関係ないと思っている人も注意が必要です。今回の問題では、提携銀行口座を持っている人なら誰でもドコモ口座を通じた不正アクセスの被害に遭い、現金を引き出される可能性があるのです」(スマホジャーナリストの石川温氏)

昨日までのワイドショーまではあくまで状況説明の報道にとどまっているが、9月4日ごろから、電子マネー決済サービス「ドコモ口座」を利用したとみられる不正な預金引き出しが複数件報告されている。

この記事を読んでいただいた方には、今すぐ口座アプリを開くか最寄りのATMに行き、自分の預金が大丈夫かどうか確認することをおすすめする。

調べてみると、身に覚えのない引き出し履歴が…/photo by gettyimages
 

もし引き出だされてしまった場合、口座には見覚えのない「ドコモコウザ」の引き落とし履歴が残るという。他人事のように思えるかもしれないが、実際のところ、私たちが使っているネット口座などの安全を脅かす、非常に根が深い問題なのだ。

不正引き出しの手口は、「dアカウント」を作成して作れるドコモ口座経由して行われる。簡単にまとめれば以下のとおりだ。

・銀行口座は、名義と口座番号は実質的に開示されている状態。ここから犯人は口座情報と暗証番号を取得し、何らかの方法で結びつけた
・犯人が銀行口座の持ち主になりすましたdアカウントおよびドコモ口座を作る。ドコモ口座を設立した場合は、本人確認済ということでさまざまな換金方法がある
・何者かが不正に取得した口座名と暗証番号でドコモ口座に出金。通常ならば口座の紐付けや入出金の際に本人確認が設けられるべきだが、それがなかったので現金化することができた