ともに人気原作ながら『半沢直樹』と『SUITS』に約3倍の大差がついた理由

ドラマにおける原作選びの難しさ

視聴率の差は約3倍

同じ「局を挙げた大作続編ドラマ」で残酷なまでの明暗が分かれている。

まずTBSの『半沢直樹』は、もはや説明の必要もないくらいの大ヒット。全話世帯視聴率20%超を記録しているほか、ツイッターのトレンドランキングを賑わせ続けている(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

さらにコロナ禍による撮影の遅れで急きょ放送された6日の『生放送!!半沢直樹の恩返し』も世帯視聴率22.2%と、ほぼトークのみの内容ながら予想を超える好結果。「2800万人が見た」という推計も発表され、ネット上には「裏話が聞けてよかった」「2時間でもいいのに」などの称賛が飛び交っている。

一方、フジテレビの『SUITS/スーツ2』は、世帯視聴率7~8%台を推移し、7日放送の第9話は自己最低の7.0%を記録してしまった。ネット上の声も、当初は肯定派も多かったものの、最近では否定派が目立つほか、視聴者・メディアともに反響そのものが減っている。

スタート前は「織田裕二の地上波連ドラシリーズ化は33年のキャリア初」「“月9”史上、歴代最長話数で放送」というトピックスで盛り上げようとしていたが、なぜここまで低迷してしまったのか。

その理由には、単に質の高低だけではなく、原作選びと扱い方の難しさ、ひいてはドラマ、さらに言えばコンテンツビジネスの難しさが見えてくる。