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急接近「菅・二階コンビ」で総裁選圧勝後、新総理は日本経済を回せるか

「スガノミクス」成功の条件とは?

未曾有の経済危機を乗り切るには

安倍晋三首相の経済戦略であるアベノミクスは、金融緩和、財政出動、成長戦略から成り立っている。では、次期首相が濃厚な菅義偉官房長官のスガノミクスは、どのようなものになるのか。

コロナ禍が終息を見せないなか、金融緩和を継続、折に触れて財政出動、景気の底割れを防ぐのは避けられないだろう。これは、石破茂元幹事長、岸田文雄政調会長が首相になっても同じ事。では、競うべきは成長戦略なのか。

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菅氏はこれまでに、ビザ発給の条件を緩和する観光立国、地方活性化のためのふるさと納税、労働力確保のための外国人労働者受け入れ、高止まりした大手3社の携帯電話料金の値下げ、などに取り組んできた。

立候補会見で、さっそく言及したのが携帯電話料金で、この問題に関する菅氏の問題意識の高さを示し、大手3社の株価は揃って下落した。

供給サイドの改革を促すことで競争環境を高め、通信事業の活性化を促す意義はあり、スガノミクスの一翼を担うだろう。

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社は、法改正で寡占の弊害を取り除こうとする総務省をあざ笑うように、新プランと称した法の裏をかく奇策で、携帯電話料金の高値安定を維持してきた。