〔PHOTO〕gettyimages

ほぼ勝負が決まった自民党総裁選、3氏の出陣式と推薦人から見えた「狙い」

まだ、誰が死ぬかは決まっていない

菅官房長官の勝利はほぼ確実

9月8日に自民党総裁選が告示され、菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長、そして石破茂元地方創生担当大臣が出馬した。その日に行われたそれぞれの出陣式は、総裁選の行方をある程度暗示しているともいえるだろう。

〔PHOTO〕gettyimages

菅義偉官房長官と岸田文雄政調会長は出陣式を永田町に近いホテルニューオータニで行ったが、菅長官が使用したのはホテル内最大のバンケットルームである「鶴の間」だった。

開始予定の午前11時になる頃には、二階俊博幹事長や麻生太郎副総理兼財務大臣など有力政治家が次々とやって来た。今回の総裁選に出馬を検討していたが、推薦人の数が足りなくて諦めたと言われる野田聖子元総務会長や稲田朋美幹事長代行の姿も見えた。“密”を避けるべく空間をとって並べられた300ほどの椅子は、こうした議員たちでほぼ埋まった。

 

いち早く菅長官を支持した二階氏と菅優位を決定付けた麻生氏がその中心といえるが、二階派と麻生派の他、所属メンバー98名という最大規模を誇る細田派や、少数とはいえキャスティングボートを握りかねない石原派が菅支持を表明したために、菅長官の勝利はほぼ確実と見られている。

そのせいだろうか、会場の空気は躍動感といったものやワクワクする期待感のようなものは感じられず、むしろ落ち着いているように思われた。