ファミリーリゾートが目指したのは
“大人も楽しめるリゾート”

敷地内の森に造られたアスレチックコース「森の空中散歩」の一部。小さい子供も挑戦できる「KIDSコース」が新設された。大人には命綱なしで進む地上5~7mのコースも。筋肉を使う高難易度コースで非日常感も味わえる。

星野リゾートが打ち出すブランドの中で、「リゾナーレ」はスタイリッシュな造りと自然環境の素晴らしさを謳い、同時にファミリー向けの西洋型リゾートであることがメインのコンセプトです。しかし、ここ八ヶ岳で目指したのは、“大人のためのファミリーリゾート”でもありました。つまり、大人も子供も思い切り楽しく過ごせるよう施設を整え、子供には子供の、大人には大人の時間をそれぞれが持てるよう、双方の満足度を高めたのです。

イタリアンレストラン「OTTO SETTE(オットセッテ)」のインサラータ「畑」。30種の野菜が使われるリッチなサラダは、野菜それぞれの持ち味を生かし、フレッシュ、グリル、ボイル、フライなど手を掛けた盛り合わせ。彩りも美しく食欲をそそられる。

満足度の高さは食事に於いても同様です。豊かな環境に恵まれた食材の宝庫である「リゾナーレ八ヶ岳」は、世のグルメたちにも注目されているのです。たとえば春夏秋冬、一年を通して旬の食材は絶えることがありません。

写真は「ドメーヌ ミエ・イケノ」のボトル。「ドメーヌ ミエ・イケノ」は、ブドウの重力だけを利用して自然に近いワインを醸造するグラビティ・フロー・システムを日本で初めて導入したワイナリー。その全種類を取り扱う日本唯一のショップが「リゾナーレ八ヶ岳」内にある「八ヶ岳ワインハウス」とあって、ワイン通も注目している。

秋にはワイン用のブドウの収穫も始まります。ヌーヴォーの出荷を心待ちにするワイン通やゲストの多くは、「リゾナーレ八ヶ岳」のメインダイニング「OTTO SETTE」のディナータイムに、厳選された地元ワインとのマリアージュを期待しながらやってきます。

「OTTO SETTE」の店内。ワイン2000本の中から選ぶマリアージュもディナーの醍醐味。イタリア語の「OTTO(8)」は八ヶ岳を意味し、「SETTE(7)」は食材を提供する7人の達人生産者を意味する。
「YYgrill(ワイワイグリル)」は、好きな料理を好きなだけ食べられる大満足なブッフェレストラン。特に野菜料理はサラダ、煮物、揚げ物、焼き物など種類も多くて健康的。これほど新鮮野菜が揃うブッフェは他では見たことがない。

大人のための静謐な時間を過ごせる「OTTO SETTE」でも、気取らずに好きな料理を大いに満喫できるブッフェスタイルの「ワイワイグリル」でも、それぞれの料理にシャキシャキとした新鮮な高原野菜が豊富に使われ、ダイナミックでありながら繊細なプレゼンテーションにゲストは目を丸くしています。

今や「リゾナーレ八ヶ岳」は美食のリゾートとしても認知され、私自身も思い出すたびに無性に新鮮野菜が恋しくなります。

ピーマン通りにある人気のヘルシーカフェ「ベジビエ」は、“ヘルシー&ビューティー”がテーマ。ディナーはジビエ料理やラクレット、パエリアなどメニューも豊富。写真の豪快なサンドイッチは野菜もあふれ出るほどの「自家製ロースト鹿サンド」。

また、リゾートの中心を走る「ピーマン通り」には、地元の洒落た店舗や焼き立てパンを売るベーカリー、ライフスタイルを提案するセレクトショップ、こだわりのコーヒーが飲めるカフェなどが軒を連ね、ゲストが楽しみな散策路として、また刺激的なショッピング回廊としてもリゾート全体が一つの街のように造られています。

「VINO SPA(ヴィノ・スパ)」では独自に開発されたメニューが揃う。特に、ポリフェノールを豊富に含む赤ワイン用ブドウを原料とした「VINOスクラブ・パック」を使うオリジナルメニューはおすすめ。提携ワイナリー「ドメーヌ ミエ・イケノ」のワイン醸造過程で出る皮や種を原料にしている。

さらに敷地内には他の施設も揃っています。まるで“森の中の海”のように大波や小さな波が押し寄せる巨大な全天候型プール、森に囲まれた屋外温浴施設、女性に大人気の安らぎ空間「VINO SPA」、他にも子供と一緒に楽しめるアクティビティが豊富に揃うリゾートでは、大人はもちろんですが、遊び上手な子供たちも選択に困るほど、日常とは違う休暇を楽しむ設備が整えられているのです。


星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳

住所:山梨県北杜市小淵沢町129-1
☎0570-073-055(10:00~18:00)
https://risonare.com/yatsugatake/
部屋数:172室
施設:レストラン、ブックス&カフェ、八ヶ岳ワインハウス、スパ、プール、ライブラリーラウンジ ほか
アクセス:中央自動車道小淵沢ICより車で約5分、JR小淵沢駅より無料送迎バスで約5分


Text:Kyoko Sekine  Photo:Mikiro Tamai Composition:Aiko Hayashi