会社の危機で体調ボロボロの私を救った、たったこれだけの食事改善法

やることより「やめる」ことを決める
世の中にあふれる食の健康法。本が大量に出ているが、炭水化物は体に悪いと書いたものもあれば、しっかり摂るべきと説いた本もあって、どれを信用したらいいのかわからない。ならばと、片っ端から試してみたのが、今回からご紹介する著書『健康本200冊を読み倒し、自身で人体実験してわかった 食事法の最適解』を書いた起業家の国府田淳氏だ。仕事に熱中しすぎて食べることなど二の次だったが、突如の体調不良にみまわれたのが10年前の、36歳のとき。会社の危機もあって心身ともにボロボロの状態に陥り、心機一転、食事の改善に取り組んだ。しかし、いざ本から学ぼうとしても、本によってメソッドも主張もバラバラだった。いったいどうするのが正しいのか?

医師の意見も正反対

「真実はいったいどこにあるんだ!?」「医師が書いたものでも、正反対の意見がある。どれを信じればいいのか」。これが、健康的な食事についての本を200冊読んだ私の正直な感想でした。

 

巷には、各種ダイエット系はもちろん、ロカボ、パレオ、1日1食、○○式食事法……ありとあらゆる健康的な食事に関する本が溢れています。「これであなたも健康になれる!」「病気にならない!」「痩せる!」などといった強いタイトルやキャッチコピーは魅力的ですから、つい手を出してしまいがちですよね。でも、なかなか効果が出ない、続けられない……とお困りの方も多いのではないでしょうか。

かくいう私もそんな状況に陥った典型的な一人です。むしろ200冊も読んでしまったので、人一倍ハマったといえます。シリコンバレー式食事法のようなベストセラー系にはじまり、マクロビオティック、ナチュラルハイジーン、ベジタリアン、ヴィーガン、糖質制限などなど、さまざまな本を読んでは試し、読んでは試しを繰り返していきました。

ただ、それだけの量の本を読んで研究を重ねても、万人に有効な答えを導き出すことはできませんでした。冷静に考えれば、各人が違う体をしていて、生活環境もまったく異なるわけですから、それも当然の話です。

それならば、さまざまな主張をいったん俎上に載せて俯瞰的に捉えた上で、各人に必要な情報を取捨選択できる状況をつくることが大事だと考えたのです。一つの方法論を信じ込むのではなく、各主張の賛否両論を知り、「中庸」を見極め、自分に合った「ウェルネスな食事のポートフォリオ」をつくる。それこそが重要なことではないか、と。