文/FRaU編集部

原作3700万部超のドラマが再放送

上野樹里さんと玉木宏さんが主演をつとめるドラマ『のだめカンタービレ』が、6年ぶりに地上波に戻ってくる。これは2001年から2010年まで「Kiss」に連載され、2004年に講談社漫画賞少女漫画部門を受賞した二ノ宮知子さんの大ヒット漫画をドラマ化したもので、2006年秋のクールで放送され、最終回の視聴率は21%超。主演のふたりのエランドール賞新人賞をはじめ、TVnaviが選んだ2006年最優秀ドラマ賞など数多くの賞を受賞し、伝説のドラマとなった。2008年にはスペシャルドラマ『のだめカンタービレ 新春スペシャルinヨーロッパ』も放送され、コミック累計販売部数は2019年に3700万部を超えた。

そんな人気ドラマが、2014年以来の再放送(フジテレビ・関東圏のみ)。9月9日水曜日スタートで、平日15時50分~16時50分の放送となる。

物語の舞台は桃ケ丘音楽大学。ピアノ科4年生の千秋真一(玉木宏)は、有名ピアニストの父のもと、生まれたときから一流の音楽に触れ、幼少期は欧州に暮らしていた。そのころ出会ったマエストロのヴィエラを「師」と仰ぎ、将来は指揮者を夢見ている。本来ならば留学もできる才能の持ち主だが、欧州からの帰国便で飛行機胴体着陸を経験し、以降飛行機恐怖症となってしまったために「ヘタクソばかり」の国内におり、そのことを自分自身も苦々しく思っている。「千秋さま」「もう~、俺様だよね」と憧れられる、学生たちから遠い存在でもある。

(c)二ノ宮知子/講談社『のだめカンタービレ』

その千秋の価値観を大きく変えるのがもう一人の主人公、「のだめ」こと野田恵(上野樹里)である。のだめはピアノ科の3年生。譜面を読むことはできないが、耳で完全に音を再現できる天才。千秋と同じマンションの隣の部屋に暮らしており、最小限のものとセンスのいいインテリアのある千秋の部屋と真逆の、ごみ部屋の中にグランドピアノのある生活をしている(この部屋のモデルが実在することも有名だ)。酔いつぶれた千秋を自分のごみ部屋に入れて介抱(?)したことをきっかけとし、千秋は徐々に想像を遥かにこえる、のだめの率直な行動や才能に惹かれていく。クラシックを題材とした青春コメディであり、恋愛漫画であり、笑ってときめいてちょっとジーンとする傑作なのである。

(c)二ノ宮知子/講談社『のだめカンタービレ』