現在、ALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病を抱えた方が国会議員として活躍している。難病を抱えながらも国会議員として国民のために貢献できる可能性があるということを示した意味は大きい。
ステイーヴン・ホーキングのようにALSのハンディキャップを背負っても偉大な業績を残した人物も存在する。
幸にして、安倍首相の難病は、薬で症状を抑えることができるし、過去約8年間その状態で頑張ってきたのは事実である。
我々も、思いやりの心を持って、難病を抱えながらも頑張る政治家に声援を送るべきなのでは無いだろうか?
今回の辞任は、第1次安倍政権の最後の迎え方に対する大きな反省に基づいて決断されたはずだ。だから、実のところ無理をすればあと1年間の任期を務めあげることができたかもしれないほどの余力があったのではないかと思う。
しかし。その余力を残しながらも潔く去るという姿勢は日本人の美学に合致する。また、しばらくの間治療に専念し健康状態を回復することによって、「第3次安倍政権」の実現可能性はますます高まったように思える。
米国の大統領選挙は、1946年6月14日生まれ(74歳)のトランプ氏と、1942年11月20日生まれ(77歳)のバイデン氏との争いであるが、安倍氏は1954年9月21日生まれの65歳ではるかに若い。
難病を抱えてはいるが、安倍首相には、日本のためにこれからも働いていただきたい。