偏差値70超えの「受験勝ち組」、ここへきて「二極化」が始まっていた…!

「仕事」とは、「成功」とはなにか…?
藤野 英人 プロフィール

「仕事」とはなにか…?

これは、多くの人が「所属が曖昧な人=ごろつき」と感じるからです。「ベンチャーを起業したばかりの人」や「個人事業主」というのは、しっかりした所属先がないので「ごろつき」だ、というわけです。

「ごろつきではない、しっかりした所属」を求めることは、「一流大学に入って一流企業に入るのが正しい道である」という考えと地続きです。そしてこのような考えを持つ人にとっては「仕事=所属」なのです。

実際、私が接する多くの「勝ち組」学生は、「所属した会社・団体で上司から言われたことをタスクとしてこなすのが仕事だ」というイメージを強く持っているように思います。「仕事=所属」の考え方を持つ人にとって、会社とは自分が作るものではなく所与のものであり、その限られた席を争って勝ち残ったエリートだけが「受益者」になります。

競争に明け暮れるだけが仕事ではない photo/iStock
 

彼らは、自分はつねに誰かが得すると誰かが損する「ゼロサム(合計がゼロ)」の世界にいると考え、競争に明け暮れるのです。この考え方では「成功している人=他者から奪っている人」ということになります。

一方、私が考える「仕事」は、「企業に所属して言われたことをこなすこと」だけではありません。