いまの高偏差値大学生のリアルな「感覚」を聞くと… photo/iStock

偏差値70超えの「受験勝ち組」、ここへきて「二極化」が始まっていた…!

「仕事」とは、「成功」とはなにか…?

大学生の「キャリア感」にびっくり…!

私は、自分の人生の軸は「育てる」ことにあると思っています。投資家の役割の一つは企業を育てることですし、明治大学で兼任講師(非常勤講師)として20年近くにわたり授業を行っているのも、「若者を育てたい」という強い思いがあるからです。

2020年には、新たに早稲田大学政治経済学部の非常勤講師になりました。担当したのは春学期の「キャリアデザインワークショップ」という科目で、「ベンチャービジネスの創り方」がテーマです。キャリア教育の一環という位置づけですから、学生たちにベンチャー起業家の生き方に触れてもらうことを目的として講義を行い、実際に起業家の方のお話を聞く機会も設けました。

しかし、コロナ禍により講義をオンラインで実施せざるを得ないという制約の中、試行錯誤しながら何とか講義を終えた私は、学生たちのレポートの採点をしながら深く考え込むことになりました。

学生の「意識」は変わった…のか? photo/iStock
 

レポートは難しいものではなく、「話を聞いた起業家のうちだれに感動したか」「この講義の目的は何だと思うか」「日本にGAFAのような企業が出てこない理由をどう考えるか」といったことを自由に記述してもらうというもので、講義後のアンケートのような位置づけです。

およそ半数の学生は「この授業を聞いて人生観が変わった」「起業してみたいと思った」といったように自分に起きた変化について書いてくれていて、「私が伝えたかったメッセージが伝わったんだな」と実感することができたのですが、一方で「メッセージがまったく伝わっていない」と認めざるを得ないレポートも少なくありませんでした。