画像:スガキヤ公式HPより引用
# ラーメン

スガキヤが「大量閉店」に苦しむワケ…子供に、地元に愛された店に一体何が

ファンからは不安の声も

昨年に続く「大量閉店」の波

名古屋発祥で東海エリアを中心に展開するラーメンチェーン「スガキヤ」。創業は戦後間もない昭和21年という老舗企業で、好きなラーメンチェーンランキングでも一蘭、天下一品と並ぶ人気を誇っているという。

ところが8月28日、不採算店舗を中心にスガキヤ約30店舗を来年3月までに閉店させるという驚きの発表が報じられた。

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同店を運営するスガキコシステムズ株式会社は「今回のコロナ禍におきましては、お客様の消費行動が大きく変化し、外食の在り方自体も変化してきております」とした上で、構造改革の急務、既存店の収益力強化のため、この大量閉店に踏み切ったと述べている。

店舗のみならず、インスタント麺も販売されており、スガキヤの知名度は全国区と思われるが、コロナ禍以前の2019年にも約40店舗が閉店している。その歴史や実績を見れば見るほど、なぜここまでの縮小を余儀なくされているのか、不思議でならない。

ラーメン店ではなく「甘味食堂」

スガキヤはラーメンチェーンとして知られているが、そもそもは名古屋市の栄で「甘党の店」として創業。その2年後にはラーメンを出すようになり、店名を「寿がきや」と改めるが、現在に至るまでスガキヤはラーメン専門店ではなく、“ソフトクリームやかき氷など甘味も楽しめる食堂”を維持し続けている。

スガキヤが広く認知されるようになったのは昭和40年代に入ってから。その頃、東海エリアではアピタやピアゴ(当時のユニーなど)といった大型スーパーが台頭し始めており、今日でいうフードコート内に「寿がきや」のブランド名で大量出店した。

また昭和50年以降になると、イオンの前身であるジャスコなどのショッピングセンターに入り、関東エリアでも寿がきやを見かけるようになった。