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「沖縄へ『闇修行』に行く人も…」マイル修行僧はこのコロナ禍をどう過ごしたか

羽田〜那覇線に殺到した修行僧たち

選択肢は「国内線修行」のみ

ANA(全日本空輸)やJAL(日本航空)では、マイルを貯めて特典航空券などに交換できる「マイレージプログラム」に加えて、毎年1月~12月までの搭乗実績によってラウンジ利用や優先チェックインなどのサービスを受けられる上級会員制度がある。

出張や旅行に出かける予定はないが、空での時間を快適に過ごしたい、ラウンジでゆっくりとした時間を過ごしたい――。そうした目的で、上級会員の資格を取得するため、現地には滞在せず、なかには空港から外に一歩も出ないで乗ってきた便の折り返し便で出発地に戻る「マイル修行」(もしくは「ポイント修行」)に励む人がいる。

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この現象は20年近く続いているが、彼ら“修行僧”の修行スタイルが今年、例年とは大きく異なっている。

従来のスタイルは大きく「国際線のみ」、「国際線と国内線の組み合わせ」、「国内線のみ」の3つに分類されていた。ところが、新型コロナウイルスの影響により各国が入国制限していることで、現在は国内線で修行する方法に限られたのである。

コロナ禍の影響を振り返ると、国際線では2月から徐々に海外渡航が難しくなり、3月中旬以降は完全に移動の動きが止まった。また、国内線でも3月から影響が出始め、4月7日に東京などで緊急事態宣言が発令されたことに伴い、国内線の利用者も前年比9割以上が減少する事態になった。

このような状況のなかで3月19日、ANAは「2020年1月1日~6月30日搭乗分までのプレミアムポイントを2倍にする」と発表。さらに、負けじとJALも3月25日に「2020年2月1日~7月31日搭乗分までのFLY ONポイントを2倍にする」ことを発表した。