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「計画は、失敗するのが当たり前」…知の巨人が伝授する究極の計画術

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博覧強記の読書家、読書猿。古今東西の名著で蓄えた膨大な知識を生かし、これまで『アイデア大全』『問題解決大全』などのヒット作を世に出してきた。そんな彼の新刊『独学大全』は、これまで自力で学んできた彼の考え方のエッセンスが詰まっている。独学にとどまらず、日常生活やビジネスなど様々な場面で応用可能なライフハックを、『独学大全』から紹介する。

計画に失敗はつきもの

「計画(Plan)は役に立たないが、計画作り(Planning)は役に立つ」

元アメリカ大統領のドワイト・D・アイゼンハワーの言葉だ。

第34代アメリカ大統領のドワイト・D・アイゼンハワー[Photo by gettyimages]
 

夏休みの宿題や資格試験の勉強など、計画を立てたものの、その通りに実行できなかった経験がある人は多いのではないだろうか。なかには、そのような失敗体験が元となって、「計画なんて二度と立てない!」と思っている人もいるかもしれない。

そういった人は、根本的に「勘違い」していると思われる。そもそも計画とは「うまくいかないのが当たり前」である。人間は未来の出来事はおろか、未来の自分さえ予測できない。市場の動向や取引先の事情などが関係してくるビジネスの場面ではなおさらのことだ。あらかじめ立てた計画が、「計画通り」に進むことのほうが少ないだろう。

かといって「計画を立てない」のは、非常にもったいない。プランニング最大のメリットは、「失敗から学べる」ことだ。真面目に計画を立てるとき、人間は自分のできることとできないこと、現在置かれた状況などを客観的に考えようと努力する。