選択は生物の本能

これを日本の子どもに置き換えたらどうだろう。
ただ学校で授業を聴いていたいわけじゃないかもしれない。自分でやりたいかどうかを、自ら選ぶ力を渇望していないだろうか。
例えば、ただコーチが命じられた通りのサッカーがやりたいわけじゃない。彼らは自ら選ぶ力を渇望しているけれど、勉強もスポーツも選択権がないために、悲しげな顔をし、実は腹を立てている。それで、精神的飢餓状態になっているのではないか。

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それらの理由を、教授は「選択は生物の本能だからだ」と書く。本能に反したことをやらされれば、健康なこころを保てないのは当然だろう。
『選択の科学』にはこうも書かれている。

――「選択」は、自分で自分の環境を変える能力なのだから、選択するためには、まず「自分の力で変えられる」という認識を持たなくてはならない。

この「自分の力で変えられる」は、大きな自信につながる。よって、子どものうちから育てなくてはいけないと、私は思う。

だからこそ、子どもと長い時間接している学校の先生たちは、選ぶ力を育まれるビジャレアルの子どもたちの姿に感銘を受けたのだ。

学校で子どもたちに接している先生たちだからこそ、選ぶ力を育む指導法に感銘を受けた(写真の人物は本文と関係ありません) P&G