『アカイリンゴ』(講談社)

【マンガ】性行為が違法となった世界で、童貞高校生が見た衝撃現場…

『アカイリンゴ』第1話を無料公開!

架空の日本を舞台に描かれる、禁断の物語

「この国では、性行為が禁止されている」

衝撃の文言でスタートする、マンガ『アカイリンゴ』(著:ムラタコウジ)。そのコミックス第1巻が本日9月9日に発売された。性行為が違法となった架空の日本を舞台に描かれる、禁断の物語である。

フィクションの世界のことではあるが、そもそもなぜ、性行為が禁止されることになったのか。

性行為等取締法が制定されたのは今から15年前――
いつの頃からか「男性器を女性器に挿入することは不平等であり 男尊女卑 ひいては 性犯罪の根源である」という機運が高まり
法整備が進められた結果――やがて性行為自体が全面禁止となった(『アカイリンゴ』より)

主人公は、「セトリ(厚生労働省性行為取締官)」の幹部を父に持つ優等生・犬田光。「異性との距離はテレビ越しくらいがちょうどいいもんだ…」と考えるどこか達観した少年だが、悪友シバに連れられ初めて訪れたクラブで、衝撃的な光景を目にする。

そこには、酒と音楽にまみれ、激しく絡み合う男女の姿が…。違法なはずのその行為を目にした瞬間、犬田の体を未知の“衝動”が駆け巡る。そしてその“衝動”が、犬田の運命の歯車を狂わせていく――。

→『アカイリンゴ』第1話を読む!

どのようにしてこの設定が生まれたのだろうか。担当編集者に話を聞いた。

「本作の舞台は、法律により性行為が禁止された令和XX年の日本。なんとも荒唐無稽な設定…(笑)。ではありますが、いまや20代男性の約4割が童貞といわれ、夫婦のセックスレスはもはや普通。21世紀以降“セックス離れ”が加速し続ける日本においては、決してリアリティーのない話とは言い切れないと思います。

もしもセックスが違法になったら。そんな世界はディストピアでしょう。しかし本作の主人公である高校生の犬田にとっては、それが当たり前の、健全で平等なユートピアでした。『セックスに手を染める奴は人間やめたバカ』『キスはセックスへのゲートウェイ行為だから危険』と信じて疑わないエリート高校生・犬田が、セックスの魅力に取りつかれてしまい、人生の迷宮に迷い込んでいくさまをお楽しみください」

人間の「理性」と「本能」について改めて問いかける衝撃作。怒涛の展開を堪能してほしい。

第2話は9月10日(木)公開予定です。お楽しみに!
 
ムラタコウジ…大阪府出身。2014年『野球部のヒロコせんせい』(全2巻、小学館)でデビュー。その後『てのひらにアイを!』(全5巻、小学館刊)、『ぽちゃこい』(全2巻、日本文芸社)などの連載を経て、現在は『アカイリンゴ』のほか、「週刊漫画ゴラク(日本文芸社刊)」にて『高嶺のハナさん』と「コミックへブン(日本文芸社刊)」にて『だぶるぷれい』を同時連載中。Twitterアカウントは@wooonkoji