剛力彩芽、オスカー退所…彼女を縛り続けた「ゴリ押し女優」の呪い

事務所に従ってきた女優の再スタート
片岡 亮 プロフィール

剛力は発表文の中で「これからは自分自身で考え選択し挑戦していくという新しい環境」に身を置く旨を書いている。つまりは自分で仕事の方向性も主体的に決めていくということ。そのとおり、彼女は良くも悪くも事務所の敷いた路線に黙って従ってきたアイドル女優だった。

 

「優等生」だった

もとは雑誌「セブンティーン」専属モデルだったところ2011年のフジテレビ系ドラマ「大切なことはすべて君が教えてくれた」で本格的に女優業をスタート。オスカーは特にテレビでの営業力に長け、スタッフが頻繁にテレビ局に足を運び、タレント資料を担当者の机に置いていくのを何度も見た。実際、9年前の取材メモを見返すと、剛力についてオスカー関係者が「次世代の大スター」として猛プッシュしていた事実も見つかった。

ただ、現場で見た当時の彼女の印象は優等生的なものだった。沢尻エリカのような自己主張の強いタイプと違い、慣れない仕事の要求にも抵抗を見せず挑み、振る舞いが無邪気でありながら人を区別することなく笑顔で接していた。だから事務所にとっても推しやすいタレントだったはずだ。

あの頃、オスカーのエースだった上戸彩が結婚を見据えてEXILEのHIROと交際中だったことで、武井咲とともに剛力が後継者としてプッシュされたのは間違いなかった。ただ、その技量が伴わないうちの大量仕事獲得は「ゴリ押し」と反発を増やしていった。