数値データで判明『半沢直樹』7話までの悪役MVPは意外な人物だった…!

鈴木 祐司 プロフィール

進化の跡

以上7話までの名シーンを俯瞰すると、明らかに視聴者を魅了するやり方に進化の跡が見て取れる。

第7話までの悪役MVPは、開発投資銀行の谷川幸代だといえる。当初、半沢に非協力的で政府側の雰囲気が漂っていたが、大和田然り、最強の悪役が味方になるという展開に胸が熱くなる視聴者が多かったのだろう。

第1部は巨悪や不正との闘いが、スリリングだがテクニカルに描かれていた。これでもエンターテインメントとしては最高だったが、第2部での秀逸なシーンには進化の跡が見られる。国相手と単にスケールが大きくなっただけではなく、対決のシーンに働くことの意味、他者を巻き込む説得力を絡ませ、明らかに志が塗されるようになっている。

 

その分だけ付加価値がついた『半沢直樹』。コロナ禍で一週お休みとなったが、終盤での進政党幹事長・箕部(柄本明)との対決や東京中央銀行頭取・中野渡(北小路欣也)との関係はどうなるのか。そもそも原作にはない大和田(香川照之)はどんな落とし前をつけるのか。

そして物語には、どう進化したメッセージが乗るのか。最終回まで楽しみにしたい。

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