数値データで判明『半沢直樹』7話までの悪役MVPは意外な人物だった…!

鈴木 祐司 プロフィール

第2部3話までのMVP

子会社対親会社の激突という構図から、第2部は国相手とステージが一段上がった。
その最初となる第5話では、帝国航空へ銀行から出向していた財務担当役員・永田(山西淳)の不正を暴いた。その瞬間の流出率は0.0151%。これまでの最低をさらに下回った。

ここで特筆すべきは、単に悪を追い詰めるだけではなく、真っ当に働くことの美徳を説き、「帝国航空を見くびらないで頂きたい」と社員に士気を高めつつ攻めるという戦術が進化した点だ。大逆転の醍醐味と感動が掛け合わされたため、魅了する力が倍加されたと感ずる。

第6話は金融庁・黒崎の登場。第3話に続き、因縁の対決で視聴者を喜ばせる。そして金融庁への報告でのミスは実は意図的なもので、隠蔽工作に動いた審査部次長・曽根崎(佃典彦)の不正が暴かれる。

彼をやり込めた半沢の「全バンカーの恥さらしだぁ!!」が最低流出率だったが、曽根崎の追及ではスケールが足りなかったのか、記録は今一つだった。

そして帝国航空を再建しようとする半沢を妨害してきた白井国土交通大臣(江口のりこ)との対決となった第7話。第2部のこれまでの最大の山場となった。

 

大臣相手の喧嘩だけあって、流出率0.01台が頻繁に出るほど、迫力のシーンが続出した。そして圧巻だったのは、開発投資銀行次長・谷川(西田尚美)が、大臣の要請に対して「見送りの決断をしました」ときっぱり答え、半沢に小さくガッツポーズを見せたシーン。

バンカーとしての矜持に溢れる名シーンだったが、流出率は0.0155。5話の0.0004%及ばなかったものの、一連のシーンで0.01%台が何回も出たことを考えると、この合同報告会は第2部一番のシーンと言えよう。

当初は事務的で冷たい銀行員で、半沢の敵と見えていた状況を覆しての共闘ゆえ、視聴者の感動は最高潮に達したと思われる。

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