コロナ禍で在宅ワークが世界中にひろがった。
そんななか、「奥さんがリビングでリモート会議をしている最中に、わざと見切れる位置で某ヒーローのコスプレをする夫がPCで仕事しているというシーン」という動画が、SNSで話題になったのを覚えているだろうか?
そんな夫婦のほっこりした様子にインスパイアされて、「仮面ライダーのおめんコレクション」が誕生したという。一体どういうことなのか企画した編集者に話を聞いた。
仮面ライダーを50年間撮り続けたレジェンドカメラマンや「刃型デザインの先生」という匠の話など、マニアックな裏話が次々に登場した。
「そのころは、編集部でも在宅ワークが増え、取材もままならない時期。リモート会議もちょいちょいやり始め、雑談も楽しめないので、ちょっと悲観的になっていました。けれど動画の二人は、慣れない在宅ワークのなかでも、生活をたのしむ心を忘れずに仕事をしていたのです。ああ、こうでありたいと強く思ったのでした」
『変身!仮面ライダー マスカレードコレクション』を制作したのは、『テレビマガジン』という、ヒーローが大好きなこども向けの雑誌部署です。
ヒーローの活躍の歴史を、読者と同じ、いやそれ以上の熱量で見てきたところです。2021年で50周年になります。仮面ライダーとともに創刊され、いっしょに50歳をむかえます。
この雑誌の人気ふろくに、仮面ライダーの変身ベルトやおめんなどのいわゆる【なりきり紙工作ふろく】があります。なりきりは仮面ライダーの勇気と力をまとうことができるので、子どもには大人気なのです。
そして今は、豪華な大人向けのライダーベルトが購入できる時代。
お仕事して納税をしてがんばっているオトナだって、仮面ライダーの力をまとって強くなりたい気持ち、わかりみがあふれます。